六条院の春の館に住む紫上
夕霧* は野分の日に垣間見たその姿を
「気高くきよらに さと匂ふ心地して 春の曙の霞の間より
おもしろき樺桜の咲き乱れたるを見る心地す」と讃えた
* 光源氏の息子
サイズ
77×108cm
制作年月
2013年5月
画材
和紙・絹布・麻布・綿・墨・アクリル絵の具
典拠
「源氏物語」野分巻