まんじゅの杜左上出現2.png



十七歳初冬の光源氏

 夕顔を喪った光源氏は
 あの夕顔の宿で聞いた やかましいほどの砧の音さえ懐かしく
かの人が恋しくてならない
「正に長き夜」と口ずさんで 孤独な夜を過ごす

サイズ 77×108cm
制作年月 2012年1月
画材 和紙・絹布・綿・アクリル絵の具
典拠 「源氏物語」夕顔巻